別宮の大きさの違い

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月夜見宮



内宮・外宮合わせて14の別宮があります。

初めて伊勢に行ったとき、どれも同じ造りの別宮にがっかりした覚えがあります。

基本的に、伊勢神宮125社の社殿は2種類。




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宇治山田神社(うじようだ)


別宮の茅葺の神明造と板葺の神明造。

神社巡りを始めた頃は、それらがみな同じに見えておりました。

現在は、どこにあっても「伊勢」を感じさせながら

その御祭神と立地場所の違い等で、趣が異なる境内を楽しんでいます。

一見どれも同じに見える社殿ですが、

社格によって大きさが異なることをご存知でしょうか。





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意識していないと気付かないことですが、

社殿の大きさを比較できる場所が2か所あります。

そのひとつは瀧原宮。

瀧原宮の向かって左側にある瀧原竝宮(たきはらのならびのみや)。

少し離れてはいますが、屋根の高さが違うことがわかります。





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もっとわかりやすいのが、月讀宮。

向かって右から月讀荒御魂宮(つきよみのあらみたまのみや)、月讀宮、

伊佐奈岐宮(いざなぎのみや)、伊佐奈弥宮(いざなみのみや)と

4つの別宮が並んでいます。

上の画像は月讀宮です。

左右の社殿との屋根の高さの違いがよくわかると思います。





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伊佐奈岐宮(いざなぎのみや)



最も高い社格を誇っているのは内宮の荒祭宮と、外宮の多賀宮。

それぞれ内宮・外宮のご祭神の荒御魂を祀る別宮です。

瀧原宮や月讀宮のように並んだ社殿を比較はできませんが

荒祭宮は風日祈宮、多賀宮はすぐ下にある風宮・土宮と比べると

ひとまわり大きく威厳ある社殿に気づくと思います。




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摂末社は並んで比較できる神社はありません。

しかし朝熊神社、朝熊御前神社に参拝すれば

その大きさに圧倒されます。

この神社は内宮第一の摂社なのです。




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しかし外宮の摂社第一位の草奈伎神社(くさなぎじんじゃ)は

他の摂末社と変わらず、それほど大きな社殿ではありません。

しかし他の神社よりも多くの祭祀が行われ、各祭祀ともご神職が参向されるそうです。


別宮や摂末社、所管社まで参拝する方は少ないかも知れません。

しかし一見おなじに見える社殿の違いに気付くと

伊勢参拝にも趣が加わるのではないでしょうか。

特に外宮の宮域にある土宮・風宮と多賀宮の違いはわかりやすいと思います。






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